演劇クリエイターたちが演劇以外で表現するマンスリーWEBマガジン = [ ip ]
WEB ip [ AUG.2009 ]

『プロレスを体現する劇団』

ipをWEBでご覧のネットユーザーの皆様、エヴェンゲリオン破を観に行って、
『やめろ! やめてくれ! アスカー!』と思わず叫んでしまった、
筋肉中毒劇作家、水本が半裸で汗かきながらお送りするマニアックコラムのお時間です。

さて、唐突ですが。

僕が特攻舞台Baku-団を旗揚げして8年…。



劇団、終わります


……

………


軽っ!

ええっ!? そんなにサラッとフワッとしていいの?
と関係者じゃなくても言いたくなるポスターがこの夏、各劇場にて貼られておりました。

さも、『冷麺はじめました』ぐらいのニュアンスで告知された劇団の最後。

事実、公式ページでも

衝撃!劇団終わり

第2話

第3話

第4話

第5話

驚きを通り越して、笑いすらおきそうなユルい展開をしております。
いいんですか!?


ええ、いいんです。

と川平慈英ばりに即答しましょう。
なぜならば、僕はプロレスを体現する演劇人だからです。

劇団が終わるのは、事実です。リアルです。
しかし、それを伝える為の方法は、お客様を意識するためのフェイクです。

リング上のリアルな痛みを、いかにお客様に伝え満足させるか?
プロレスに似た哲学がここにあります。

8年やってきたその道のりを、自分の人生とも言うべき時間を、最後の最後まで見せ物にしてしまう。
演劇とプロレスとガンダムに拘り続けた男の最後の意地と笑ってやって下さい。

最大動員数1000人、最少動員数4人。
メイドカフェから、行政の人権啓発事業、地域密着から全国演劇博覧会まで。
振り幅広く活動して来た劇団がついにその最後を、ポリシーを貫いて終わるのです。

最後のカーテンコールは何を喋ろうか、悩む所です。
『普通の男の子に戻ります』
『この道をゆかばどうなるものか、危ぶむなかれ…』
『僕には帰る所があるんだ!』

妄想は尽きません。


思えば偉大な先人も、やってこられました。



長寿作品もニセの最終回がありました。

自らの死をネタにした男もいます

さあ、果たしてこの騒ぎ、どう収まるのか!?

この夏、僕らがしかけた最大のプロレス、お楽しみに!

… … …

しかし、その後



大変な事になるかもしれませんが

[最新情報]

特攻舞台Baku-団・最終公演『ハイツ・カイゴパンク』
8月27日(木)〜31日(月)合計7ステージ
会場:シアトリカル應典院(http://www.outenin.com)
前売2500円/当日2800円/学割2000円/WEBチケット2500円(特典付)

以上詳細は、特攻舞台Baku-団WEB http://www.baku-danger.com/ まで

水本剛 (特攻舞台Baku-団)

生きる欲望(リビドー)をエンターテインメントの鼓動に乗せてお送りする、若手注目株のリビドーテインメント劇団「特攻舞台Baku-団」の座付作家。
趣味はプロレスとガンダム。
全裸でド下ネタ芝居を作っているのに、行政による人権啓発事業に招致される。
作家のくせに、どの俳優よりも豊かな筋力を持つ。
演劇人にはほとんど評価されないのに、撮った事もない映画のシナリオで賞をとるなど、『人生って中々うまくいかない』を体現中。

劇団サイト=
http://www.baku-danger.com/
個人ブログ=
http://baku-keiko.seesaa.net/